歴史・時代小説1

れきし・じだいしょうせつ1 商品一覧
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嗤う伊右衛門
かの有名な「四谷談」をベースにした物語です。 しかしこの作品は、私の持っていた四谷怪談のイメージを思いっきり覆しました。 笑ったことのない生真面目な浪人、伊右衛門。 気高くまっすぐな意志を持......
鹿鼎記 8 栄光の彼方
〜 金庸の武侠小説の邦訳の最終シリーズの最終巻である。金庸とは、現代中国を代表する作家で、中国、香港、台湾で金庸の名を知らぬ人はいないと断言できるほどの超人気作家。中国では魯迅、沈従文、巴金に続く4......
鹿鼎記 7 故郷再び
舞台は中国の清朝康煕帝の時代。主人公は口がうまいだけが取り柄の少年・韋小宝。母親は揚州の女郎屋の女郎。父親は誰だか分からない。生まれも環境も劣悪な中で育ったが、口八丁手八丁で、いつの間にか「皇帝の側......
鹿鼎記 6 クレムリンの女帝
金庸の武侠小説は、元や宋の時代が多いが、この本の舞台は清の康煕帝の時代である。元や宋の時代の物語もユーラシア大陸を舞台にストーリーが展開していくが、康煕帝時代の清を舞台にする本書も、広い舞台で物語が......
鹿鼎記 1 少年康熙帝
これまで、トニー・レオンとアンディ・ラウのVCDで見たり、チャウ・シンチーの映画で見ていましたが、やっと日本語で読むことができて、いろんななぞが解けました。中国語の字幕だけでは、なかなか人間関係や、......
三国志異聞 我、独り清めり―郭嘉物語
郭奉孝を「私の伴侶」と称し、溺愛する著者による「約二十年分の恋愛白書」(あとがきより)だそう。 彼に遣える美少年・蒋瑛を主人公とした物語です。少女向け「ロマンチック小説」を目指したそうですが、正直、......
輪違屋糸里 下
私は、「壬生義士伝」を傑作と評価する。 しかし、同じ作家が「新撰組」をガイドブックにしたり、サイドストーリーで次から次に書き散らすのは、精魂傾けた(であろう)「壬生義士伝」への、自己否定ではない......
輪違屋糸里 上
凄くおもしろかった!「壬生義士伝」がすごくよっかたから、もしハズレだったらやだな〜と思ってたけど・・やっぱ浅田さんは凄いなぁ〜。 「壬生義士伝」では新選組の哀しさとか美点(?)の方が強調されていたけ......
浪々を選びて候
巨大化していく織田信長に対して、五千貫文の知行から百貫文へと50分の1の仕官へ転落した日根野備中守弘就が対照的に描かれている。中年になってから職を失い、巨大な権力に立ち向かうが、かなうことのない夢......
蓮如―われ深き淵より
父は本願寺第7世・存知、蓮如はその庶子。本戯曲は蓮如39歳から始まり、本願寺8代目法主になり、波瀾に富んだ中年を経て56歳の春までが描かれている。生涯に4人の妻と死別し、5人の妻を娶る。子は男13......
恋戦恋勝
滝沢馬琴が晩年、視力を失い、嫁に口述筆記をさせて『南総里見八犬伝』を完成させたのは 有名な話です。その嫁の視点からこの口述筆記、ひいては嫁いでからの苦労を語ります。 嫁の路(みち)は滝沢馬琴の一人......
連歌師幽艶行
この作品は紀行文の様相を呈しており、尾張・伊勢・三河・駿府などを旅するが、群雄割拠する戦国大名・織田・松平・今川・北条らの時代背景を通して、戦国に生きる人間の悲哀を描いている。...
黎明に叛くもの
歴史愛好家は過去の記述に触れるとき、己の脳裏に鮮烈な絵を描くと思う。 人が歴史を知った時にまず一枚の強烈なイメージを抱く、そして「この人物事件を裏面から見た記述」「意外史」「経済学的見地からの評価」......
臨安水滸伝
近年、創作の題材として多く採り上げられるようになった南宋時代を舞台とした冒険活劇である。著者は戸大教育学部を出た後に執筆活動に入った人物で、抑制の利いた文体とよくリサーチされた文物描写が売り物。田......
龍馬に会った男
タイムトラベルを扱ったSF時代小説は多い。この手の小説は歴史に「もし」を挟み込み、筆者の主観を加えることで歴史を大きく変えてしまう内容(フィクション)になりがちである。しかし、この「龍馬に会った男」......
柳生但馬守 (文春文庫―柴錬立川文庫)
NHKの人形劇「真田十勇士」の原作にあたる柴錬立川文庫。本来「猿飛佐助」の題で集められていた作品の分割文庫化によって刊行された本作は、その前後作となる猿飛佐助、真田幸村とあわせて読むことをオススメす......
南国群狼伝―続 赤い影法師 (新潮文庫)
古くは眠狂四郎で初めてその名が出た忍者・影。前作も最高に良かったがあの子影が成長した今作もいい。登場してくるだけで独特の雰囲気がかもし出され、物語が引き締まってくる。 もっと続いて欲しいシリーズだ......
宮本武蔵―決闘者〈3〉 (集英社文庫)
なかだるみも少なく楽しく読めると思います。決闘の場面も多く充実しています。しかし一方で真実と違いすぎてがっかりする部分もあります。またこの文庫は程ほどの大きさで一番いいと思います。中だるみがほとんど......
宮本武蔵―決闘者〈2〉 (集英社文庫)
武蔵の戦いかたのすさまじさを文で見事に描いている。特に一乗寺下がり松の決闘のおもしろさは予想以上だった。ただ、残念な事に哲学とかになってしまうと吉川英治さんにはかなり劣る。ただ、武蔵の決闘を楽しみた......
吾、器に過ぎたるか
大原幽学という人を作者は「善き被統治者」と呼んでいるが、どこに魅かれて小説にすることにしたのだろうか良くわからなかった。佐藤雅美のこれまでの小説と同様のドラマを求めていたら、拍子抜けしてしまった。......
還珠姫
中国語VCDを見てわからなかったか所がこの本のおかげでだいぶ解決しました。ただ抄訳なので好きなシーンが削られているのが残念。第二部第三部もぜひ抄訳でよみたいです。...
陋巷に在り〈9〉眩の巻
顔回は窮地を脱し、孔子は謀をめぐらす。孔子のめざす三都毀壊は最後の成城を残すのみ。だが・・・そして顔回はどうからんでくるのか?この巻と前巻に雑誌連載中の南伸坊さんの挿絵が載せられています。表紙の諸星......
陋巷に在り〈8〉冥の巻
子蓉の月蠱におかされた妤を救う為、顔回は冥界(?)へと入る。息をつかせぬ展開で、ぐいと引き込まれてゆく感覚が心地良い。この巻では、今まで飄々としていて掴み所の無かった顔回の弱さ、人間らしさが愛しい。......
陋巷に在り〈7〉医の巻
全13巻の中の7巻物語は佳境へ。医の力が試される。諸星さんの表紙をじっくりながめてから本編を読んで欲しい。この印象的な目がこの巻の見所だ!...
陋に在り〈6〉劇の巻
この巻は費軍対魯軍の戦いが主に描かれています。そしてなんと孔子が弓を射たり、矛を振るって費兵の頭をかち割ったりする場面が見られます。...
陋巷に在り〈13〉魯の巻
「陋巷に在り」の最終巻です。魯の巻では主に,(1)小正卯との決着,(2)媚女集団との対決,(3)孔子・顔回らの魯の出国という内容で構成されています。私が思うところ「陋巷に在り」の特徴・魅力は,(1)......
陋巷に在り〈12〉聖の巻
中国の儒学者孔子の弟子に、顔回という青年がいた。孔子をして「一を聞いて十を知る」と言わしめた好学の士である顔回は、父である酒飲みの顔路と共に、貧民窟と言っても過言ではない市民街“陋巷”に住み、近所に......
陋巷に在り〈11〉顔の巻
慎重な調査と大胆な類推に基づく 孔子の伝奇的叙事詩特に この回は孔子の出生にまつわる謎や 尼丘や顔氏の謎が明かされる重要な巻この小説を読んで私は 始めて儒教は 礼のルネッサンス運動であった事が理解で......
陋巷に在り〈10〉命の巻
〜相変わらず面白かったです。個人的にはそれにつきます。舞台は孔子の時代の中国なので、何千年も昔の人たちの話ですが、それを感じさせない程登場人物が生き生きと動いているので、孔子の事を全く知らなくても楽......
吾、器に過ぎたるか
大原幽学という人を作者は「善き被統治者」と呼んでいるが、どこに魅かれて小説にすることにしたのだろうか良くわからなかった。佐藤雅美のこれまでの小説と同様のドラマを求めていたら、拍子抜けしてしまった。......
陋巷に在り〈9〉眩の巻
顔回は窮地を脱し、孔子は謀をめぐらす。孔子のめざす三都毀壊は最後の成城を残すのみ。だが・・・そして顔回はどうからんでくるのか?この巻と前巻に雑誌連載中の南伸坊さんの挿絵が載せられています。表紙の諸星......
陋巷に在り〈8〉冥の巻
子蓉の月蠱におかされた妤を救う為、顔回は冥界(?)へと入る。息をつかせぬ展開で、ぐいと引き込まれてゆく感覚が心地良い。この巻では、今まで飄々としていてみ所の無かった顔回の弱さ、人間らしさが愛しい。ま......
陋巷に在り〈7〉医の巻
全13巻の中の7巻物語は佳境へ。医の力が試される。諸星さんの表紙をじっくりながめてから本編を読んで欲しい。この印象的な目がこの巻の見所だ!...
陋巷に在り〈6〉劇の巻
この巻は費軍対魯軍の戦いが主に描かれています。そしてなんと孔子が弓を射たり、矛を振るって費兵の頭をかち割ったりする場面が見られます。...
陋巷に在り〈13〉魯の巻
「陋巷に在り」の最終巻です。魯の巻では主に,(1)小正卯との決着,(2)媚女集団との対決,(3)孔子・顔回らの魯の出国という内容で構成されています。私が思うところ「陋巷に在り」の特徴・魅力は,(1)......
陋巷に在り〈12〉聖の巻
中国の儒学者孔子の弟子に、顔回という青年がいた。孔子をして「一を聞いて十を知る」と言わしめた好学の士である顔回は、父である酒飲みの顔路と共に、貧民窟と言っても過言ではない市民街“陋巷”に住み、近所に......
陋巷に在り〈11〉顔の巻
慎重な調査と大胆な類推に基づく 孔子の伝奇的叙事詩特に この回は孔子の出生にまつわる謎や 尼丘や顔氏の謎が明かされる重要な巻この小説を読んで私は めて儒教は 礼のルネッサンス運動であった事が理解でき......
陋巷に在り〈10〉命の巻
〜相変わらず面白かったです。個人的にはそれにつきます。舞台は孔子の時代の中国なので、何千年も昔の人たちの話ですが、それを感じさせない程登場人物が生き生きと動いているので、孔子の事を全く知らなくても楽......
淀君
タイトルだけ見て読み始めたんだけど、、、性的な描写がメインでした・・。巻末を見ると「東京スポーツ」に連載されていた小説のようです。妹たちと共に北の庄から落ち延びてきた茶々。ある男にレイプされる。(そ......
火の国の城 下 新装版 文春文庫 い 4-79
豊臣秀吉亡き後の家康の天下平定までを名忍者・丹波大介と於蝶の活躍を通して描く。人情は忍者には無用、しかし大介は人間と忍者の狭間で己のありかたを問う。大介の義理堅く人間的な面とが読み手を引き込ませる。......
火の国の城 上 新装版 文春文庫 い 4-78
忍びものと武将の小説はある意味で設定が自由なため、史実に過大な歪曲が無ければ無条件に面白い。本書もその中の一冊といって良い。そういう意味で池波氏の戦国小説はどれをとっても面白い。歴史小説127作品目......
梅安冬時雨―仕掛人・藤枝梅安
あの世で描かれているであろうこの作品の続きを読ませて欲しい。 この作品は、主人公梅安が「因果応報」なのか「業」なのか「老い」なのか「潮時」なのか いずれにせよ終末を予感し始めたところで筆が絶えてい......
信長と秀吉と家康 (PHP文庫)
端的に信長・秀吉・家康のことが描かれてます。 深くマニアックな内容ではなく教科書に載ってるような 簡単な内容がつらつら書いてあるので、マニアックな 内容を期待していた私には少し物足りませんで......
蝶の戦記
舞台は戦国時代初期、ヒロインは於蝶という名の女忍びである。上杉方に味方する頭領の下知をうけ、謙信の身の安全や、患者が入り込んではいないか、常に目を光らせている。今の時代でたとえるなら、軽すぎるように......
闇の狩人〈上〉 (新潮文庫)
『鬼平』の盗賊と、『仕掛人・藤枝梅安』の仕掛人。 交わりそうで交わることのなかったこの二つが、この小説では複雑に絡み合う。盗賊と仕掛人、それぞれの世界の掟、争いが、人知れず巻き起こる江戸。その中に巻......
堀部安兵衛〈上〉 (新潮文庫)
涙にむせぶほどアツい男の一代記。一行読めば引き込まれ、頁を繰れば力が溢れ、そして読み終えたときふと、男の顔になっている自分に気が付く。そういう作品です。 数ある池波正太郎の作品の中でも、特に読後すが......
剣客商売 浮沈 (新潮文庫)
剣客商売を読み出して、秋山父子、まわりの人々にまみえ、なんと楽しい時間だったか。 別巻も含め、この最終本までも、一気に、文字通り一気に読んでしまったが、この「浮沈」が最後だとわかっていたから 私はあ......
人斬り半次郎 賊将編 (新潮文庫)
幕末の薩摩藩士で人斬りと言われた中村半次郎、改め、桐野利秋の、維新直前から維新後、そして西南の役の慌ただしい後半生のお話。 正直なところ、前編とも言える幕末編の青春まっただ中の半次郎とそのまわりの人......
人斬り半次郎 幕末編 (新潮文庫)
「今に見ちょれ」という半次郎の立身への意気込みが伝わってきて、また薩摩弁でほとんど かたられていることからも、薩摩隼人の人情、温かみが伝わってきた。 京での活躍とともに、純粋無垢な半次郎から、権力の......
剣客商売 春の嵐 (潮文庫)
ご存知剣客商売シリーズの、第10作。 本作は、これまでの作品と大きく異る点がいくつもあります。 一つには、これが従来のものと違って、長編である事。一冊で一つの話です。 これまでの、比較的小さいもの......
剣客商売 波紋 (新潮文庫)
シリーズもいよいよ第13作。 残すところあと3冊と思うととたんに淋しくなる。一冊一冊を噛みしめるように読んでいる。 と言う意味では、ここには5作の話がおさめられているが、いずれもなかなか複雑な展開で......
輪違屋糸里 下
私は、「壬生義士伝」を傑作と評価する。 しかし、同じ作家が、「新撰組」をガイドブックにしたり、サイドストーリーで次から次に書き散らすのは、精魂傾けた(であろう)「壬生義士伝」への、自己否定ではな......
輪違屋糸里 上
凄くおもしろかった!「壬生義士伝」がすごくよっかたから、もしハズレだったらやだな〜と思ってたけど・・やっぱ浅田さんは凄いなぁ〜。 「壬生義士伝」では新選組の哀しさとか美点(?)の方が強調されていたけ......
柳生薔薇剣
荒山世界における三大要素、「朝鮮・柳生・妖術」を フォーマットとする作品の3作目でアリマス。 そして、人よ、驚くなかれ。 なんと、ここに至って、遂に日本人ヒロインが登場するのであります。......
柳生雨月抄
モスラや大蛸のような巨大怪獣や、 怪人蠍男もオスカル様も、なんでも有りの妖術大戦の話だが、 敵が朝鮮妖術師なので、朝鮮の歴史の説明が退屈だが、 日本史のトピックの陰には、朝鮮の陰謀があったという、 ......
ミッドウェイの刺客
ヨークタウンに魚雷を発射する時の描写は素晴らしく 手に汗握りました。 一糸乱れぬ戦闘指揮。部下達の艦長への信頼。 良い作品でした。 これが好きな人は、同氏の「雷撃深度十九.五」もいいですよ。期待して......
暴走刑事vs広島やくざ
もう読んでいて物凄く面白かったです。戦後のやくざと刑事の関係がリアルに書かれており人情あふれる物語でした。昔はやはり古き好き時代だったんですね。今の時代昭和20〜30年代のようなことをもし刑事がやっ......
無事、これ名馬
『たろちゃん』という7歳になる武家の子息から「男にして下さい!」と頼まれる火消しの頭取とその家族のお話です。宇江佐真理さんの作品らしく人が人を想う気持ちは白黒つけられなくってせつなくって何度かホロリ......
ファイナルマッチ―ノーサイドの時を迎えて
このチーム全国大会でどうだったんだよ?どうしてその結果が書かれていないんだ?それは読者に任せるということか?このテーマからすると、結果はあまり関係無いということか?これって文芸社だから自費出版かも?......
鳥居の赤兵衛 宝引の辰 捕者帳 (宝引の辰捕者帳)
本の帯にある「お江戸の粋な名親分、難儀な謎をさらりと解く!」のとおり、辰親分の活躍を期待する者にとっては、う〜〜〜。 満足させてくれると思います。 宝引の辰捕者帖のシリーズを読んでいる方にとっては......
天馬、翔ける 下
屋島、壇ノ浦で平家を滅ぼした義経を待ち受けていたのは後白河法皇と兄頼朝に挟まれた苦悩の毎日。また静御前との関係。とそれまで順調にきた自分自身の生活が一変し苦悩にあえぐ様子をすばらしいタッチで描いてお......
天馬、翔ける 上
ちょっと珍しいツーショットって感じですね。それぞれ別々に書かれた小説はありますがこの二人を題材にした小説は無かったと思います。特に興味深いのは北条政子です。いかにも伊豆の田舎者っといった表現でかかれ......
長州の天皇征伐
細かい所はさておき、この本に書かれていることが大筋で事実だとすれば 安重根を英雄視している韓国が歴史認識について日本に言うとき もしかして本当はこの事(天皇暗殺)を言ってたりするんだけれど それに対......
八丁堀喰い物草紙 江戸前でもなし
一つの食べものが物語を展開させていく、誠に稀有な物語です。表題の卵のふわふわを作って食べてみました。温かくおいしいくて、この料理が出てくるシーンをよりリアルに思い浮かべる事が出来て涙がこぼれます。不......
新撰組捕物帖----源さんの事件簿
しかし最近どうして時代小説の面白い作品は、女流作家によるものばかりなのでしょうか。平岩弓枝さんは大御所なので別格でしょうが、宇江佐真理、宮部みゆき、北原亜以子 諸田玲子、杉本章子、松井今朝子に本作品......
静かな大地
「日本は単一民族国家である。」国家主義的な政治家が好んで口にする言葉だが、実は私たち自身、特に違和感もなくその言葉を受け入れてしまっているのではないか。 小学生の時訪れた北海道で、アイヌの存在......
サラン 哀しみを越えて
この作品を評するのはなかなか難儀でアリマス。 6つある短編のうち、5つまでは柳生の「や」の字も、 妖術の「よ」の字も見当たらない、なんというか、 「韓流ブームに乗ってみました」と言ってみても......
桜花を見た
北町奉行、遠山左衛門尉景元の落し胤との、一度きりの出会いを描く表題作。 葛飾北斎の娘応為を主人公とする、「酔いもせず」。 蠣崎波響に材をとった、「夷酋列像」。 最上徳内の一生を描いた、「シクシピリカ......
倭国神話の謎 - 天津神・国津神の来歴
魅力ある仮説を不快な語り口で断定する本(この著者は常にそうである)。古事記と日本書紀を丁寧に読み直すことにより、神話の重層構造を解きほぐしてゆく。着眼点は素晴しいものも多く、全体の構成も悪くない。悪......
三国志異聞 我、独り清めり―郭嘉物語
郭奉孝を「私の伴侶」と称し、溺愛する著者による「約二十年分の恋愛白書」(あとがきより)だそう。 彼に遣える美少年・蒋瑛を主人公とした物語です。少女向け「ロマンチック小説」を目指したそうですが、正直、......
輪違屋糸里 下
私は、「壬生義士伝」を傑作と評価する。 しかし、同じ作家が、「新撰組」をガイドブックにしたり、サイドストーリーで次から次に書き散らすのは、精魂傾けた(であろう)「壬生義士伝」への、自己否定ではな......
輪違屋糸里 上
凄くおもしろかった!「壬生義士伝」がすごくよっかたから、もしハズレだったらやだな〜と思ってたけど・・やっぱ浅田さんは凄いなぁ〜。 「壬生義士伝」では新選組の哀しさとか美点(?)の方が強調されていたけ......
浪々を選びて候
巨大化していく織田信長に対して、五千貫文の知行から百貫文へと50分の1の仕官へ転落した日根野備中守弘就が対照的に描かれている。中年になってから職を失い、巨大な権力に立ち向かうが、かなうことのない夢......
蓮如―われ深き淵より
父は本願寺第7世・存知、蓮如はその庶子。本戯曲は蓮如39歳から始まり、本願寺8代目法主になり、波瀾に富んだ中年を経て56歳の春までが描かれている。生涯に4人の妻と死別し、5人の妻を娶る。子は男13......
恋戦恋勝
滝沢馬琴が晩年、視力を失い、嫁に口述筆記をさせて『南総里見八犬伝』を完成させたのは 有名な話です。その嫁の視点からこの口述筆記、ひいては嫁いでからの苦労を語ります。 嫁の路(みち)は滝沢馬琴の一人......
連歌師幽艶行
この作品は紀行文の様相を呈しており、尾張・伊勢・三河・駿府などを旅するが、群雄割拠する戦国大名・織田・松平・今川・北条らの時代背景を通して、戦国に生きる人間の悲哀を描いている。...
黎明に叛くもの
歴史愛好家は過去の記述に触れるとき、己の脳裏に鮮烈な絵を描くと思う。 人が歴史を知った時にまず一枚の強烈なイメージを抱く、そして「この人物事件を裏面から見た記述」「意外史」「経済学的見地からの評価」......
臨安水滸伝
近年、創作の題材として多く採り上げられるようになった南宋時代を舞台とした冒険活劇である。著者は戸大教育学部を出た後に執筆活動に入った人物で、抑制の利いた文体とよくリサーチされた文物描写が売り物。田......
龍馬に会った男
タイムトラベルを扱ったSF時代小説は多い。この手の小説は歴史に「もし」を挟み込み、筆者の主観を加えることで歴史を大きく変えてしまう内容(フィクション)になりがちである。しかし、この「龍馬に会った男」......
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